バリ島のオーガニック野菜事情
このあだいの日曜日、SIKI BALIの生徒さんのリクエストで、ブドゥグールのオーガニックの農園に行ってきました。
ブドゥグールの〜まで、クネクネとした山道のせいで吐き気を感じながらもデンパサールから約1時間半ほどで到着。
まずはグデさんの農園へ。
『農園』と言っても、バリ島の農園は日本の野菜畑のように、野菜が規則正しく植えられていたりしているわけではありません。
なんだか雑草だらけの広場に、いろいろな野菜が、それも少しずつ植えられているので、
「これがズッキーニです。これはにんじん。」
と指さされないと、どれが何かなどを気付くこともなかなかできません。
ブドゥグールと言えばいちごが有名なところ。
デンパサールのスーパーなどでも手に入るブドゥグールのいちごはカチッとすっぱいものがほとんど。
なので私は購入してもいちごジャムを作る時位。
でも、いちご畑に案内してもらい、ここあそことキラキラと赤く輝くかわいらしいいちごを目の前に、テンションは一気に上がり、
摘んではパクッ、摘んではパクッ。
オーガニック栽培だからという安心感もあり、こんなに摘んで怒られないかと思うくらいおなかイッパイに食べました。
おまけにお持ち帰りようにもらったビニール袋にも大量のいちご。
おなかイッパイになったあとは、大根畑にお芋畑、ブロッコリーを摘んだり、にんじんを抜いたりと、土と触れ合うのはやっぱりイイ!
農業主のグデさんが有機農法を取り入れだしたのは2年前から。
なので、正確にいえばまだまだ100%のオーガニック野菜とは言えないのかもしれません。
当時一緒に有機農法を始めた農家仲間は10人ほどいたそうですが、期待通りの収穫を得ることができず失望した彼らはすぐまた化学肥料を使うことにしたそうです。
その中でグデさんだけが、有機農法をやめず、今では沢山の野菜を収穫できるようになり、化学肥料を使っていた頃よりも多くの収入を得ることができるようになったそうです。
バリ島では最近オーガニック野菜を扱うレストランや、オーガニックマーケットを開催するお店も増えてきました。
しかし、その野菜の料金は普通市場で売られている同じ野菜に比べれば何倍も高く、一般の人が気軽に手に入れれる価格ではありません。
『どうして有機農法をやっているのですか』
という私たちの問いに。
『その方が儲かるから』
と、とても単純明快な答えが返ってきました。
でも、もちろん有機農法の良さも彼は気付いています。
つぶらな瞳がかわいいバリ島の牛
牛を飼い、その牛の糞を肥料にして野菜を育て、商品にならない野菜は捨てることなく牛のエサにする。
そしてその野菜を食べて育った牛はやがて彼らの大きな収入になる。
なんて素晴らしいサイクル!
他の農家でも有機農法の良さに気付き、もっともっと有機農法がバリ島に広がっていくことを願っています。
そうすれば、自然も私たち人間ももっと健康になれるでしょうから。
安心で快適ななり等留学をお約束する
バリ島語学学校 SIKI BALI
For Future of Bali
愛するバリ島のために私たちができること
SIKIBAL ECO PROJECT