バリ島 老人ホームへの訪問
先月の話になってしまいますが、日本の(日本ナラティブ音楽療法協会)というとNPO法人からの依頼で、
バリ島のデンパサールにある老人ホームでの活動のお手伝いを少しすることになりました。
基本バリ島では昔の日本もそうだったように、どれだけ手がかかっても親の面倒は子供が、子供が居なくて一族の誰かが看るという考えがまだまだ常識なので、
老人ホーム自体、バリ島にはここデンパサールと確かバンリ県に2つあるだけだそうです。
このPanti Wreda Wana Srayaという老人ホームは1975年に設立され、ホームには家族のいない方や貧しい家庭の老人が、現在50名(男性:18名、女性:32名)がここで暮らしています。
施設にはいくつかの居住スペースがあり各棟は6つの部屋に分かれており、1人1部屋ずつの個室となっています。
ただ病気の方や自力で起きることができない方は、1つのスペースを共有しており現在12名がこの部屋で過ごしています。
中には100歳を超える方や30年以上この施設で暮らしている方もいます。
この施設に入居するには、60歳以上であることとそれぞれの故郷の村からの推薦状が必要となります。
施設では、入所者同士でおしゃべりをして過ごしたり、中にはお供え物やほうき、調理器具などを作り施設を訪れる人に売っている方おり、施設を訪れた時に彼らの作ったものを直接買うこともできます。
それらのものが売れた時、まだまだやっていけると感じるのでとてもうれしく思うそうです。
全ての入所者に亡くなった時、受け入れてくれる家族がいるわけではありません。
家族のいない方が亡くなった時は施設で生前信じていた宗教の定めた通りに埋葬されるそうです。
というのが施設のざっとした説明になるのですが、ここに先ほどの日本ナラティブ音楽療法協会の会長さんと行ってきました。
実は何年か前にここをスタッフと訪問したことがあるのですが、その時会ったおばあさんも数名いらっしゃいました。
私達が訪問した日の午前中に、日本の老人ホームからの訪問もあったそうで、
三味線や歌などの披露をしてくれたそうです。
と言うこともあり、集まっていただいた約20人ほどのおじいちゃん、おばあちゃん達は少しお疲れ気味でした。
それでも会長の大湊さんが持って来られた、剣玉やシャボン玉などに楽しそうな興味を示してくれました。
でもさすがに一緒に折りましょうと始めた折鶴は、難しすぎたようで途中で投げ出してしまう人続出(笑)。
結局交流時間は2時間もないくらいでしたが、楽しんでいただけたようでよかったです。
日本の老人ホームもいくつかしか行ったことがありませんが、日本との印象の違いはおじいちゃんおばあちゃんが楽しそうにしているという感じで、笑顔の方が多かったです。
訪問すれば、きっと笑顔で迎えてくれるはず。
一度訪れてみてはいかがですか。
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バリ島留学 YAYASAN SIKI BALI
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