有機農園に行く。

東京からの友人の頼みで、仕事を休んでBedugulで有機農業を営んでいるJokoさんを訪ねました。

せっかく遠いとこまで車を出すんだからと、SIKIの生徒さんのIさんも誘いました。

最近は雨も少なかったのに、この日に限って朝から大雨。

デンパサールから約2時間、ラッキーなことになんとか雨は降っていませんでしたが、さすが高原。
気温はだいぶ下がります。

Jokoさんと市場で待ち合わせをして、早速畑へ案内してもらいました。

Jokoさんは有機農法を行っている数少ない農家の一人。

しかし、ジャワ人であるためバリには土地を所有していません。

なので、現在は有機農法に理解をしてくれるバリ人の農家の人と組んで、彼らの畑で野菜を作っています。

といっても限られた畑でできる収穫物は限られています。
特に、有機農法では限られた土地で作物を一定に作り続けるのは難しく、レストランやスーパーでいくら需要があっても今は卸すことができません。
なので、現在は週に2回、ウブドスミニャックのオーガニックマーケットで販売を行っているだけとのこと。
そしてやはりオーガニックを求めている人は多く、通常よりいくらか割高にお関わらず、彼の売る野菜は1,2時間も立たないうちに売切れてしまいます。

Jokoさんは肥料には牛糞を使っていて、害虫駆除には、生姜やアラック(バリ島のお酒)、お米のとき汁などを自分で調合したものを使っているとのことでした。



Jokoさん(左端)と一緒に働いている、地主の農家夫婦


有機野菜が求められているならどうして他の農家の人も有機農法に転換しないのかというと、Jokoさん曰く、
今までケミカルな農法を行っていた農地を、有機農法に転換していく過程で、どうしても3年くらいは収穫率がどっと落ちてしまうとのこと。
3年間収入を得れないというのは彼らにとって考えられないことなので、自動的に今までの農法を続けるしかないんだと。

しかし、かれらが作った野菜も、農家に価格決定の権利がなく、中間業者に安い安い値段で買いたたかれるしかないので、彼らの暮らしも全くよくはなりません。

中間業者を通さなくても消費者に安全な野菜を届けるシステム作りが必要だとJokoさんは話していました。

東京の友人に
「ここで土地買って、野菜作ったら」
と冗談半分に言ったけれど、彼も私も実は、
「本当にそうできたら」
と想像を膨らましてたはずです。

最後は貴重な野菜を収穫させてもらい、ご機嫌で帰りました。



そしてBedugulに来たらイチゴを買うのを忘れずに、お土産でお土産には必須です。



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