世界遺産に行ってきました!


       複雑な地形の棚田では水牛が活躍します。
先日はタバナンのジャティルイの棚田と、スバック博物館見学に行ってきました。

SIKIの生徒さんも数人お誘いして、SIKIを出発したのが8時半ごろ。

まずはスバック博物館でバリ島の水利組合についての映画上映。

バリ森会代表の光森さんから

「では同時通訳を!」

なんていう無茶ぶりを受け、やはり予想した通りボロボロで赤っ恥をかく冷や汗もの。

同時通訳なんて、私にはきっとこれからもずっと無理。

映画の内容は、水の管理のため木や竹での水路作り、田植え、稲刈りなどの際の神事、組合の会議などの風景に混じって、寄り合いに遅れた組合員が全員のブーイングで組合長に遅刻の罰金を納める姿、水路を替えて我田引水した組合員が、これも罰金を徴収される姿など、組合の掟も撮影されていて、バリ語も多く解説にも専門用語が多かったので、内容は正直30%くらいしか把握できなかったものの、なかなか興味深く見せてもらいました。

スバック=水利組合は、およそ1千年前に作られたという水の管理の仕組みを現在まで受け継ぎ、ダムや水路の建設、平等な水の配分など、豊かなバリ島の水田に大きな貢献をして来ています。

この博物館は、タバナン州が貴重な資料や農具などを保存するために建設したもので、広い敷地に、ゆったりと各種の設備が整えられています。

これまでは欧米人の観覧が多かったようですが最近、日本人の来館も少しずつ増えてきているそうです。

その後、1時間ほど車を走らせジャティルイへ。

今は乾季ということもあり、田んぼには田植え前で水がはっていました。

私は以前2度ほどジャティルイに来たことがありますが、その時は苗も大きく伸び、緑一面のどこまでも続く棚田は驚くものがありました。

しかし、南部のリゾートエリアから離れているということもあり、ガイドブックに載っていれどここを訪れる観光客はほとんど居ず、私が来たときもおみやげの一軒もないくらいでした。

しかし今回世界遺産に登録されたということで、人目その美しい棚田を見ようとツアー客の車がひっきりなしに出入りしていました。

今ではまだ数は少ないですがレストランや宿泊施設もでき、この地区のスバック組合長のニョマン・スタマさんの話によると、これからはもっとお土産屋も増やしていきたいと思っているそうです。

バリ島で観光業に携わっているので、観光客が増えていくのは嬉しいことかもしれませんが、それによって開発がどんどん進み、バリ島の美しい自然や、興味深い伝統文化や人の暮らしなどが、壊されていくのがやはりとても悲しいことです。

バリ島が、調和のとれた、魅力的な島であり続けることを祈らずにはいられません。



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